愛犬と登山 パピヨンと高山200回以上の教訓 
 
 
公園ではノ−リ−ド 動物愛護法と愛犬 犬恐怖症の人への配慮とその治し方 
  小犬でも怖いのです
   犬に慣れることです 
 
 
 犬をほんとに怖がる人は対人恐怖症や閉所恐怖症などの人よりも多いようです。太古の昔、人は強い動物から、逃げ回っていたので、人の遺伝子DNAには動物恐怖症の因子が組み込まれているようです。
 現在の人は、2,3才の時、62%の人がを、56%の人がヘビを怖がるようです。このホ−ムペ−ジの開設者は街育ちなのに、山でヘビを見ると、ドッキとします。右の写真のような模様の毒蛇のマムシではないことがわかると、少しは落ち着きますが、いやな思いは尾を引きます。
 一般に、9〜18才までには、その犬恐怖症は減少し、普通になるようです。
 しかし、生涯治らない人も多いです。
特に、犬との接触が少なかった人が幼少期や減少期に、犬とのトラブルに遭うとショックを受け、それがトラウマ(心の傷、心的外傷)となり、いわゆるPTSD(心的外傷後ストレス障害)になるようです。
 
 PTSDを最初に提唱したのは精神分析学者のフロイトです。今では定説です。
PTSDは米国ではベトナム戦争後の帰還兵に多くみられ、研究が盛んになったようです。平和な現実の世界に、突然、戦場の場面が出現し、殺人事件まで起こした人もいるようです。
 世界貿易センタ−ビル爆破等の同時多発テロ事件では多くの人がトラウマに悩むことになりました。
 
 日本では、阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件後に、クロ−ズアップされました。被害者の中には、いまだに地下鉄が怖いと思っている方もいるいらっしゃるようです。
一度、PTSDになると、治療に長期間を要するようです。
 
 街や山で、そのような気配のある人に遭遇したら、即刻、犬をその人から遠ざけるような措置をとらなければなりません。犬の大小にも、おとなしかも関係ないのです。
犬だから、怖いのです。単なる犬の好き嫌いの問題ではないのです。
理性で理解して解決できる問題ではないのです。
 太古の昔から人類の遺伝子のDNAに組み込まれている恐怖の観念なのです。暗闇が怖いのと同じ恐怖の観念なのです。
愛犬家はそのことを明確に理解して犬の行動を制御する必要があります。

 なお、犬を怖がらない成人に成長するには、幼少時からおとなしい犬と親しく接する機会をできるだけ多く増やすことです。犬が怖い動物でないことが日頃からわかっていると、たとえ、犬から怖い目にあわされても、一時的なショックですみ、トラウマの原因にはならないでしょう。その犬が普通ではないのだと理解し、すべての犬を怖がるようなことにはならないでしょう。

 犬との接触の少ない子供が、幼少期や減少期に犬によるショックを受けると、それがトラウマとして成人後も心の傷となる可能性が高いといえるでしょう。
 もし、子供が犬を怖がるようでしたら、動物を怖がる遺伝子のDNAの影響が強く残っているか、犬によるショックを受けた可能性があります。そういう子供に無理に犬は怖くないと言っても、効果はないでしょう。
 幽霊が恐ろしいと信じ込んでいる人に、幽霊は怖くないから、お化け屋敷に幽霊を見に行こうと言っても、ついてこないでしょう。犬が怖い人も同じです。無理じいは禁物です。

 高所恐怖症や飛行機恐怖症などを直すのも同じですが、その恐怖の対象に慣れることが最良の治療法なのです。専門家は暴露療法(exposure)といいます。注意すべき点は性急に慣れようとするのは逆効果になることもあるということです。長い期間をかけて徐々に慣れることが大切です。

 余談ですが、このサイトの開設者は風呂場のナメクジは今でも気持ちが悪いですが、ゴキブリは害の少ないすばしこい昆虫だと見ています。
 3億年も現在の形態のまま進化もせずに環境に適応して地球上の厳寒地以外の殆どの地域で生息していることを思うと、驚異の念さえ湧きます。何億年後に地球上に人類がいなくなっても、ゴキブリは生き延びているのではないかと思います。ゴキブリの環境適応性は現在の人間の叡知を超えているでしょう。

 幼いとき、あまりにも怖がるので、半世紀以上も前に亡くなった父がゴキブリを糸で結び、生きたままおもちゃのように遊ばせたようです。記憶にはありませんが、ほんとのようです。幼児は相当嫌がったと思いますが、親とは何事であれ常に子供の将来のことを考えているのですね。
 怖いものには慣れることが最良のようです。逃げていては一生逃げることになります。

 犬恐怖症を治すには、やさしい小犬を飼って、自分で世話をさせるなどの長い時間をかけて、計画的に、根気よく治していくのがよいでしょう。
犬の生涯が終えるまで世話をするのは大変だと思う人は、盲導犬のパピ−ウォ−カ-になるのもよいでしょう。かわいい子犬をあずかり、、1年後にはアイメイト協会日本盲導犬協会が引き取ることになっています。犬の一番かわいい時期だけ世話してかわいがることになります。犬恐怖症の大人の男性が、それで犬が大好きになったと述懐しています。
 

 アニマルセラピ−(動物介在療法)とは療養中のご老人だけが動物から心を癒され、元気になる治療方法ではないのです。子供も大人も皆、動物との接触で心が癒され、元気になるのです。
 新潟県中越地震の被害地では日本レスキュ−協会のセラピ−犬4頭が活躍し、多くの被災者の心を慰め、感謝されたと報道されています。
 犬好きな子供が少しでも多く増えることを願っています。
その行動の一つとして、公園などでは、子供好きなパピヨンのパナができるだけ子供と遊べる機会を持てるようにしています。 

 別項犬恐怖症と小犬と遊ぶ公園の子供達  パピヨン写真集2の中に、その写真集を掲載してあります。
 
   
シャボン玉を追うパピヨンのパナ
         東京小金井公園
2004.9.24日 満1才誕生日に撮影
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