犬にマイクロチップは有害無用だね!

 犬や猫を棄てる無責任な飼い主がいるから、飼い主の責任の所在をより明確に
する狙いもあって、厚木市生活環境課(岸本拓也)(携帯電話046-225-2750)はマイクロ
チップ
の飼い犬への装着に3000円の助成金を10月から出すとのこと(中日新聞
2006/8/27)。

 飼い犬を捨てるような無責任な飼い主はその犬にマイクロチップを装着したほうが
よい。マイクロチップを装着している犬の飼い主は無責任な飼い主であることを自ら
あらかじめ証明しておくのはよいことだ。犬を気楽に捨てるような蛮行が減るかも知
れない。
 
 愛犬のパナにはマイクロチップを装着する気はない。パナの飼い主は無責任な飼
い主ではないからだ。飼い主とその愛犬には愛と信頼の強い絆があり、飼い主は
愛犬の行動には全責任を負っていることを自覚しているのが普通だ。殆どの飼い主
がそうだ。そのような人はマイクロチップの必要性を感じないし、有用とも思ってない。

 マイクロチップとは鉛筆の芯ほどの細いIC機器だ。それを犬の体内に埋め込
む。15桁の番号を読取器(リーダー)で読み取り、飼い主を特定する。読取器はメ
−カ−よって機能が異なり、他社のマイクロチップだとその番号を読み取ることがで
きない。つまり、役に立たない。

 根本的な問題はその読取器は保健所や動物保護センタ−などには設置して
ない。獣医師等の特定の所にしか設置してないことだ。
読取器がないと、マイク
ロチップは無用な代物だ。犬の体内にある有害無用な異物でしかない。

 幼児や認知症の老人は迷子になることもあるから、マイクロチップを体内に埋め
こんなだほうがよいとマイクロチップメ−カ−が動き出したら、人権問題だと大騒ぎに
なるだろう。

 近未来の空想の世界で、全住民がマイクロチップを埋め込まれ、独裁の警察国家
が住民をコントロ−ルしている映画があった。人権も自由もない恐ろしい管理社会だ。

 愛犬たちの世界も小役人が支配する管理社会にしてもらいたくない。利益を上げて
喜ぶのはマイクロチップメ−カ−とそれと賄賂接待付け届けで癒着結託した小役人だ。
愚行に税金が使われている。何かが狂っている。

 飼い犬を役所に登録している飼い主の割合は全国平均で約5割だ。狂犬病ワ
クチン接種率は4割以下だ。狂犬病ワクチン接種で利益を上げている獣医団体等の
意向を受けて、マイクロチップを犬に埋め込み、ワクチン接種を強制しやすいようにと
画策しているのかも知れない。「安い」と押し売りする商品によい商品はない。マイク
ロチップは助成金を出してまで売り込まないと、誰も買ってくれない不人気の商品と
いうことか。何か裏がありそうだ。誰が得するかを考えるのも頭の体操になる。脳が
活性化する。世の中が面白く、透けて見えるようになる。

 栃木県の獣医師会がマイクロチップを犬に装着した飼い主に3,000円を補助するとの
新聞報道があった。詳細は下記の随想にある。

マイクロチップは狂犬病注射強要のチップだ 迷子犬や盗難犬は探せない!


 補足

 メ-カ-のHPにマイクロチップを装着してあると、飼い犬が「迷子になっても、必ず、
飼い主の元に帰ることが出来ます 」とある。ウソだ。誇大広告というより、詐欺的な
宣伝広告だ。法律的には虚偽表示だ。

 迷子の犬が自分で読取器(リーダー)のある所に行って、検知できる距離(10cm)
まで接近することはありえない。読取器が自動的に迷子のお知らせをするような宣
伝広告にだまされないことが大切だ。

 愛犬を盗まれた場合も愛犬を盗んだ人はその犬を読取器のある所に連れては行か
ない。自首する泥棒は殆どいない。盗んだ犬をわざわざ読取器にかける人もいない。

 なお、警察には読取器は設置してない。読取器の数値を解読できる警官も配置
されてない。警察にはもっと重要な仕事が山積している。


 
愛犬と登山 パピヨンと高山200回以上の教訓