尾瀬など国立公園犬禁止の法律はない
 
 尾瀬の山小屋が廃棄物処理法違反で書類送検された。弥四郎小屋と桧枝岐小屋の
経営者二人だ。山小屋で発生するゴミを不法に焼却していたのだ(05/1/20 毎日新聞)。

 歴史的老舗[長蔵(ちょうぞう)小屋]は20年以上も廃棄物を不法投棄していた。増改
築の廃材やプレスした空き缶など総量20トンとも30トンとも報道されてる。
昨年(04/2)、長蔵小屋に罰金120万円、責任者2人に懲役5ヶ月、執行猶予2年が言
い渡されたばかりだ。

 いったい、環境省は尾瀬で何を保護しているのだ。ほんとに環境を保護する気があるの
か。犬の入山を規制して、いかにも環境保護者みたいな顔をしているが、観光登山業者
の悪行は後を絶たない。

 犬は有史以来環境を破壊した歴史はない。その犬に濡れ衣を着せるのは悪質だ。
国立公園への犬の入山を禁止する法律はないのに、いかにも法律があるかのごとく勝手
な規制をして、国民を、特に愛犬家をごまかしている。何でも禁止すればいいと思いあがっ
ている。歪曲した小役人根性だ。

 長蔵小屋の土地敷地は国有地であり、そこに廃棄物が埋められたのだ。その隣接地に
は「環境省ビジタ−センタ−」がある。管理指導する立場の人達がいる。常駐している「尾
瀬保護財団」の職員も、不法投棄の不法行為を20年間も、「全く知らなかった。」とのこと。

 黙認と言うより、共犯だ。ピストルを携帯した制服警官が、押し込み強盗の犯行現場に
立っていて、「全く知らなかった。」と言うことと同じだ。もし、そんな警官がいたら、即刻、
懲戒処分にするのは当然と思うのが国民感情だ。

 しかし、環境省や尾瀬保護財団の職員には何の罰もない。
職務怠慢であることは間違いない。何故、処罰されないのだ。
環境省は、そいう体質の役所なのか。 
癒着賄賂は立証されなければ、無罪だ。しかし、国民は無罪放免とは思ってない。

 「尾瀬保護財団」のような「××保護財団」や類似の団体が各観光地にある。いったい、
何を保護する財団だ。「観光登山業者利益保護財団」と改名した方が名称と実態が一致し、
国民は理解しやすい。

 そのあやしげな「××保護財団」は、観光登山業者の犬の入山禁止を後押ししている。
法律に違反して国民の権利を制限しているとして告訴されたら、敗訴するのは明らかだ。

 再度言う。犬の入山を禁止する法律はない。犬は自然環境を破壊した歴史もない。
あるというなら、実証された証拠の提示を求める。 証拠もないのに犯人扱いするのは、
偽善者が自らの自然破壊行為を隠すためのカムフラ−ジュだ。詭弁だ。

 愛犬に代わって、名誉毀損で環境省を提訴したい思いだ。

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雪の舟井戸
 
開設2005/2/15  Counter
愛犬と登山 パピヨンと高山200回以上の教訓