愛犬と登山 パピヨンと高山200回以上の教訓  
    
   小犬のしつけ訓練  パピヨン写真集1

        ノ−リ−ドには犬のしつけと訓練が不可欠         愛犬の紹介
           
 
 しつけと訓練
 しつけとは犬が遺伝子のDNAに基づいて生まれながらに持っている性質を飼い主が人間社会の都合で勝手に変えることだ。
 愛犬には犬の習性を生かし、できるだけ自然でありのままに生きてもらいたいが、人間社会でトラブルなく共生していくためにはやむを得ないことだと自分自身に言い聞かせている。
  愛犬のパピヨンは生後5ヶ月が過ぎ、体重も2Kgをこした。人間なら心身共に小学校を終える頃だろう。犬が嫌いな人もいる世の中だ。不本意ながら、厳しいしつけを始めた。
  (共生については別項【公園ではノ−リ−ド 動物愛護法と愛犬】に詳述。)

 その1 犬が人の唇をなめるのは、犬としては最大の愛情、友情表現だ。
人間の場合は、したら喜んでもらえる相手と、したら大変なことになる相手を理解しているが、愛犬のパナは誰でも喜んでもらえると思いこんでいる。
 その識別判断力を犬に習得させる方法は知らないので、その行動のすべてを「ダメ」と制止することを始めた。犬とのコミニュケ−ションを深めて理解させることを放棄したのだ。犬がそこまでできるとは信頼してないのだ。

 何でも例外を認めず、すべてを短絡的に禁止する小役人と同じやり方だ。法律条例で禁止してない「小犬の放し飼い」まで「禁止だ」、「リ−ドをつけろ」と平然と言う小役人も市民を信頼してないのだ。
 市民は良識がなく、他人に迷惑をかけるかどうかの判断力がないと思っているのだ。愚民政治を行っても良いと思っており、偉いお役人が禁止して、何が悪いと思い上がっている。
 権力顕示欲に麻痺していて、法律や条例で禁止してないことまで禁止して喜んでいる。窮屈で住みづらい世の中にしていることをわかってない。

 「泣く子と地頭には勝てない」という。この諺の地頭は偉い役人と言う意味ではない。精神年齢が幼稚で論理的な話が通じない小役人という意味だ。いつの時代も常識の通用しない無法な小役人には泣かされているのだ。
 
 東京都の広大な小金井公園の所長は「法律条例のことは知らない。面倒だから、犬はすべてノ−リ−ドを禁止している。」と平然と言う。東京都の犬の係留(リ−ド)に関する条例を無視し、自分達の都合で何でも禁止してよいと思い上がっている。コンプライアンス(法令順守)の意識がない。小役人集団の歪曲した精神構造を垣間見る思いだ。民間企業なら、自分の仕事に関する法律条例を知らないと言ったら、会社の信用を失墜させかねないとして、即刻、降格して配置転換だ。
 このペ−ジの最下段に条例は人畜に危害を加えるおそれのない犬は係留(リ−ド)をしなくてもよいと例外規定を設けてあることをを記述してある。

 話を本題に戻す。
 今まで、顔中を舐めてはしゃいでいた犬は飼い主の制止の「ダメ」に戸惑っているようなので、かわりに、うんと頭や体をなでてやり、こちらの愛情が変わった訳ではないことを知らせている。  
 
 その2 人が、特に子供が好きな犬なので、人を見ると、だっこしてとばかりに両前足をあげて挨拶をする。かわいい小犬なので相好を崩して喜ぶ人の方が多いが、中には嫌がる人もいる。泣き出す子供もたまにいる。
 「ダメ」と言葉だけで制止しはじめた。すぐ飼い主の所に引き返してくることが多いが、どうしたものかと戸惑うことも多い。犬好きな人がよろこんで相手にしてかわいがろうとしている場合である。むげに、「ダメ」を繰り返すと、その人に失礼のように思える。
 
 万人が受け入れてくれる犬に育てるのは至難の業だ。愛犬家が多いが、一部に犬嫌いや犬恐怖症の人もいる世の中だ。その一部にうまく対応することが難題なのだ。その一部が世の中をわがもの顔に支配するようになると世の中は住みずらくなる。法律条例に無知蒙昧で犬嫌いの小役人は最悪だ。

 いずれにしろ、犬好きな人が喜ぶ場合以外は、犬が他人にじゃれる行動はやめさせようと訓練している。犬にとっては友情表現行動も制限する飼い主のやり方が理解しにくいかも知れない。同じ行動をしているのに、容認したり、「ダメ」と制止したりする。飼い主を気分屋だと思うか、人間社会は複雑だと思うか、しつけができたあとに、犬が答えてくれるなら聞いてみたい思いだ。
 いろんな場面を経験させることにより、会得させる以外にない。しつけと言うより訓練だ。

小犬と遊ぶ公園の子供達と犬恐怖症 パピヨン写真集2 犬のしつけと社会性
 公園には色々な犬種の犬が集まる。おとなしく、しつけのよい犬達だ。
中にはおとなしすぎて、人見知り、犬見知りするワンちゃんもいる。
たまに、相性が悪いのか、声を出す犬もいるが、喧嘩の吠え声はほとんど聞かない。
皆かわいがられて、心身共に健康な犬達だ。
家でリ−ドにつながれぱなっしでストレスのたまっている犬とは違うのだ。
トラブルを起こすのは、ストレスの溜まっている犬なのだ。人の場合と同じだ。

 囲碁に「金持ち喧嘩せず」という格言がある。
自分が優勢のときは、ゆったりかまえ、喧嘩碁はさけた方がよいということだ。
 犬もノ−リ−ドで心豊かに飼われていると、他犬とむやみに喧嘩することはない。仲良く遊ぶことを好む。愛犬のパナは数多くの犬とノ−リ−ドで接しているが、一度も攻撃的な行動に出たことはない。小型犬とも大型犬とも、怖がらずに、仲良く遊ぶ。飼い主が他犬をかわいがっても、嫉妬するような気配もない。独占欲はなさそう。自宅内で放し飼いしているウサギのラピ−とも仲良く遊ぶ。
 いろんな犬や動物と仲良く遊べることは大切なことだ。欠かすことのできないしつけの一つでもある。社会性のある犬は個人的なセラピ−犬としても優れている。飼い主に無駄な気遣いをさせないからだ。

 いろんな犬と出会えるから、公園は犬に社会性を身につけさせる最適な場所だ。
他人に迷惑をかけるおそれのない犬はノ−リ−ドで社会性を身につけさせた方がよい。のびのびと遊ぶのは自然であり、人も犬も心身共に健康になる。

 公園には訓練中のノ−リ−ドの大型犬も、たまにいるが、皆しつけが良くおとなしい。
条例に規定してある「人畜に危害を加え」て、他人に迷惑をかけるとは思えない。何でも禁止すれば世の中が住みやすく、楽しくなるというものではない。逆に住みにくい。仮に他人に危害を加えた場合は責任を取るのは飼い主だ。公園の管理者ではない。責任をとらない者が都民市民の行動を規制するのは不合理だ。しかも条例に違反しているのは公園管理者だ。条例は公園での犬のノ−リ−ドを禁止してない。警察も取り締まりの対象にしてない。当然、罰金もない。
 登山犬としての「しつけ」については犬の登山技術の中に記述。
 
   
愛犬の紹介

犬種  パピヨン
性別  メス
毛色  セ−ブル&白
誕生  2003.9.24
名前  パナ  (パピヨンの奈奈)  
 パナは山で大きな発声で呼べる。
写真  生後61日のもの
 体重  920g
性格  犬には珍しく、子供が大好き。
 物怖じしないで大型犬とも遊ぶ。
購入地 東京の高級犬ブリ−ダ−
出生地  北海道 単身空輸とのこと。
選定理由 人好きな犬
会って2時間、他犬と違い、こちらだけに愛嬌を示し、傍から離れなかった。
  
 

生後4ヶ月
体重 1870g
 (生後2ヶ月の体重の2倍)
登山犬としてノ−リ−ドで特訓中。
長距離でもクルマ酔いはしない。
山野や公園で遊んでいる時に口笛や登山用笛を吹くと、遠くから帰ってくるようになった。リ−ドをしていてはそのような訓練はできない。
殆ど吠えなくなった。来客時は勿論のこと、公園などでも無言で走り回って遊ぶ。
じゃれて噛むことは全くなくなった。

リ−ドの代わりに鈴をつけてある。鈴の音で見えない場所でも犬の行動がわかる。山では熊よけ用にもなる。
公園で転げ回って遊び、白い毛が黄変。
 
 オスワリはできるようになったが、オテはしたり、しなかったり。オスワリはしつけだが、オテはしつけではないと思っている。芸のひとつにすぎない。できなくても犬との生活で困ることはない。急ぐ必要はない。

 頭がよく、しつけがしやすい。 ただし、トイレのしつけは半年でうまくいけば上出来だと、のんびり教えている。生理的な自然現象なので、無理な強制は犬の心理状態に悪影響を及ぼしかねない。時間がしつけをしてくれる。
     生後3ヶ月  体重 1,350g    生後7ヶ月   体重 2,500g
 
   幼犬の体重増加           
生後の月数 体重
2ヶ月
3ヶ月
4ヶ月
5ヶ月
6ヶ月
7ヶ月
8ヶ月
9ヶ月
11ヶ月
12ヶ月
  920g (増加量)
1,350g (420g)
1,870g (520g)
2,250g (380g)
2,350g (100g)
2,500g (150g)
2,600g (100g)
2,830g 
2,650g 夏やせ?
2,750g
   満1才誕生日に撮影 2,750g
 しつけや訓練はほぼ終了した。犬としての社会性も良好だ。
飼い主と遠く離れて、公園でいろんな犬達と遊んでいても、口笛か登山用の笛を吹くと、直ぐ帰ってくる。
 ただし、公園で「帰るよ。」というと、立ち止まったり、捜し物でもするようなふりして、「まだいたい。」という行動をとる。公園で聞く「帰る」という言葉は嫌いなようだ。
 しつけではなく、芸の一つにすぎない「お手」は完全に理解してできるようになったのは生後7ヶ月後である。その前に、横断歩道は勝手に渡っては行けないことを理解していた。というより、訓練した。
パピヨンとはフランスで蝶のこと。
 立ち耳が蝶の羽状に見えることから。
 マズル(両目から前方の鼻口部)の周囲は白く、スカル(頭蓋)に向かうブレ−ズと連なっているのがよい。
そのブレ−ズはやや幅が広いのがよい。
 JKC標準書より抜粋。

 左のパピヨンはスカルの白のブレ−ズも含め毛色がすべて左右対称。
生後14ヶ月
 ノ−リ−ドで街を散歩
 生後6ヶ月過ぎからはノ−リ−ドで街を散歩したり、買い物に出かけたりするときは歩道を歩き、勝手に車道に出たり、横断歩道を渡ったりしなくなった。「よし」の指示に従う。
 歩道がなく、白線だけの狭い道での歩行では、その白線内を歩くことまではマスタ−してない。実生活で時間をかけて教えていく。自転車をこぎながら、「こっち、こっち」と呼ぶと、白線内に戻って来るが、白線外に出てはならないとはまだ理解してない(生後7ヶ月現在)。

鈴のメリット
ノ−リ−ドの時に姿は見えなくても、何処にいるかがわかる。自転車について来ているとか、草むらの中にいるとか。
雑踏の中でも鈴の音に通行人が気づき、お互いにスム−スに歩行できる。
山では熊よけ用として有効のほか、他の効用もある。
 詳細は別項【愛犬の登山技術】に記述。

  
ボ−ル投げ遊びと鶏の骨肉

 生後4ヶ月 投げたゴムボ−ルをくわえて走り帰ってくる。登山犬として脚力を鍛えるにはよい運動だ。
 パピヨンは俊敏な犬種なので、小型犬ながら、全速力で走る姿は頼もしい。

 足腰の強い健康体になってもらうために、食事はオ−ストラリア産牛肉、鶏の手羽先、砂肝,腿肉が主食。長寿犬の飼い主の全員がドライフ−ドは食べさせてないとのこと。長期間放置しても腐らないのは防腐剤の混入量が多いせいなので、食べさせないことにした。

 手羽先等の肉は一食分に切って、冷凍し、それらをレンシレンジで強熱加熱。肉汁も食べさせる。その中に塩分が入っている。ゆでると、塩分が水に溶けだし、塩分不足になる。

 歯が丈夫らしく、手羽先の骨も細かくかみ砕き、全部食べてしまう。鶏の唐揚げの骨は両端部分は噛み砕いて食べ、中央部分は残す。

 細かく噛み砕かないで、丸飲みするような犬には鶏の骨は食べさせない方がよいことは周知のこと。骨の尖端部分で胃壁を傷つけ、出血して、血便になることもあるようだ。

 なお、植木の剪定ハサミはよく切れる。手羽先の骨は気楽に切れる。日本製は高価だが、中国製は100円で買える。それらを使った方が無用な心配はしなくてすむ。
  
生後5ヶ月 鶏のカラアゲの骨を噛み砕いて食べる。 シャボン玉を追って   東京 小金井公園
パナちゃんも子供達もはりきってボ−ル投げ遊び。 僕にもボ−ルを投げさせて。次は僕だ。
セントバ−ナ−ド(右)の子供とポメラニアン(左) 西武線電車内で初めて会ったお嬢さん達。
チワワ(黒)生後7ヶ月。パピヨン5ヶ月。2ヶ月違いのメス同士。 走り回り、転げ回り仲良くよく遊ぶ。
犬好きな子供達が増えることを願う。 年老いても、アニマルセラピ−で心がいやされる人になる。
東京練馬区関公園 子犬を抱いて喜ぶ少女二人。バッグは犬用。 電車内でも、おとなしく入っている。
 愛犬にせがまれて飼うことになったウサギのラピ−。自宅内では放し飼い。1階2階と飛び回って犬と仲良し。トイレは指定場所だが、尿は強烈な悪臭で、吸収マットの頻繁な取り替えが必要。寝場所は自由。
公園ではしつけができてないのでリ−ドが必要。
和室の土壁を削ったり、ビデオやパソコンのコ−ドを噛み切ったり、コタツの中でフトン綿を集めたり、予想外のことをする。
しかし、公園管理の市役所職員のように短絡的に何でも禁止すると世の中は住みずらくなる。
ウサギの習性を理解して対応すれば問題はない。ウサギとの共生もまた楽しい。
井の頭公園 カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オナガカモ、ホソビロガモ、クチビロガモなどのカモが100羽ほどいた。05.01.10 愛犬も珍しそうにカモたちを見ていた。
調布市神代植物公園の自由広場で小犬と遊ぶ子供達 親の所に帰る子供達を名残惜しそうに見送るパナちゃん。
東京調布市 神代植物公園の自由広場  
膝の上に勝手に乗っているパナちゃん。
東京 立川市 昭和記念公園
東京都小金井公園 梅の咲く頃 わたしは噛まないよ。遊ぼうよ。だっこして。
家族団らんに小犬が闖入して、いばらく大騒ぎ。 お父さんはじっとしてない小犬の写真を撮るのに夢中。
最後は小犬に紙コップをかすめて逃げられ、大笑い。 こちらの家族も犬好き家族。
アニマルセラピ−は老人や病人の治療だけに有効なのではない。 犬に触れることで、すべての人が心を癒され、心身共に健康になる。豊かな心の持ち主に育つ。
「噛まないから、抱いてもいいよ。」と言ったら、大喜び。 犬が大きすぎて、自分では抱けない。
犬好きな男の子。 家族で楽しんでいる。
犬に顔をなめられても平気。 仰向けになったら、犬に顔中をなめられて、顔を隠す男の子。
東京都小金井公園  フリスビ−に興じる子供達。 ね、ね、私も一緒に遊びたい。
今度こそ、フリスビ−のティスクをつかまえてみせるわ。 はりきって全速力で走るが、フリスビ−のティスクの方が先に落ちる。何度も、何度も。
東京 武蔵野市中央公園  初めて会った子供達。 子供達と仲良く30分ほど遊び回るパナちゃん。
真冬の暖かな日差しの降り注ぐ広場。 子供達も喜々として小犬と戯れる。
犬には珍しく子供が好き。 警戒心はなく、気楽に子供たちと遊ぶ。
こちらは別の日の別の子供たち。 飼い主と遠く離れて気ままに遊ぶ。
口笛を吹くと帰ってくる。
 
 子供たちが子犬と楽しく遊んでいるときに水を差した公園の看視員がいる。
放し飼い禁止だから、犬をリ−ドでつなげと。

小犬が人に迷惑をかけるのか? 東京都の条例を読んだことがあるのか?」の問いには答えず、「所長の指示だから」とのこと。「あなたは常識の通じないロボットか?」と聞き返したら、無言で去って行った。興醒めで、子供達も帰ってしまった。

 何でも禁止したがる小役人根性には辟易する。財政再建のために人員削減、廃止の対象とすべき有害無益な職である。多くの愛犬家から疫病神のように敬遠されていることを本人達はわかってない。
 

 参考ホームページ

    1 愛犬は公園でノ−リ−ド 動物愛護法と犬

    2 
条例に犬ノーリードでよいと規定
 
 
開設 2004.1.29 Counter
愛犬と登山 パピヨンと高山200回以上の教訓 愛犬と登山  犬恐怖症小犬と遊ぶ公園の子供達
 人それぞれのセラピ−犬 犬のカタログ
 愛犬は公園でノ−リ−ド 動物愛護法と犬