愛犬と登山 パピヨンと高山200回以上の教訓
 
 
    手のひらにのる山の小鳥の写真集 犬がいると逃げる?
        小鳥が手のひらにのるのは冬山の楽しみのひとつ
 
   
 
 「犬が来ると、小鳥が逃げて、写真が撮れない。」と東京都奥多摩の真冬の大岳山の頂上で大騒ぎをした男がいた。の小鳥の生態を理解いてない無知蒙昧な男だ。本音は犬が嫌いだから、言い訳にしているのかも知れない。いずれにしろ、その男が小鳥の写真を撮れないのは、犬のせいではない。何でも他人のせいにする。いつも、犬は濡れ衣、責任転嫁の対象ににされる。
 
 写真が取れないのは山の小鳥の生態を理解してないからだ。真冬の山は餌が少ないから、餌を最初は遠くからやり、慣れてくると、手のひらに載せると、手のひらの上で食べるようになる。
 
 ケチな男を相手にしないのは、ネオン輝く銀座、新宿の見目麗しき夜の蝶だけではない。何もあげずに写真だけを撮ろうとする輩は小鳥の世界でも相手にされない。
 冬の餌の少ない時期に、餌をくれる人は大歓迎される。が側にいても、全く気にしない。野生動物は生活の知恵に長けている。犬が小鳥に対し、無力であることを承知している。
 
 別の日に別の男が同じことを言ってきた。その男の目前で、これらの写真を撮った。
 
 大岳山や川苔山にはコガラとヤマガラがいる。
 コガラは慣れやすい。餌を小さくしておくと、2,3個食べてから、大きい餌をくわえて、飛び去る。餌全部が大きいと、手の上に乗るなり、1個くわえて、飛び去る。写真を撮る暇がない。秒速である。餌をくわえて飛び去るときは、一直線に遠方に飛び去る。しばらくすると、戻って来る。どうやら、何処かに餌を隠しているらしい。リスは餌を隠す習性があることは周知のことだが、小鳥も、もしかしてと思う。
 ヤマガラは警戒心が強く、手のひらで2個食べさせたことがない。最寄りの枝から狙いすましたように秒速で来て、くわえ飛び去る。コンマ何秒である。シャッタ−をかまえて切った時には飛び去った後のことが多い。ここに掲載の写真は、左手に餌、右手にデジタルカメラを構えて、根気よく撮ったものである。
 その間、アライグマの毛皮を着たパピヨン犬は退屈して、食後の昼寝をしてしまった。
 
 小鳥が好む餌はクルミ、ア−モンド、ピ−ナツなどである。パンも食べる。つまみとして市販されているグリンピ−スなどは、小鳥は食べない。油の付いた加工品は食べない。
自然の生き物は、自然のものを好むようだ。真冬の餌の少ない時期でも、加工品は食べない。

 地球上で、いろんな加工品を好んで食べるのは霊長類のホモ・サピエンスのヒトだけのようだ。手の込んだ加工品を好む奇妙な動物である。 小鳥からも学ぶことがあるようだ。
 
別項に犬が自然環境に与える影響 犬は自然環境を破壊する?を掲載。
 
 
 
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愛犬と登山
開設 2003.4.25